
この記事のまとめ
妊娠糖尿病は血糖値が下がらない
低糖質高たんぱくの食品を食べ、血糖値を上げない料理を
妊娠中の糖質制限は医師と相談の上実施すること
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Contents
2度の妊娠で妊娠糖尿病の発症
2017年6月に第一子を出産、2018年に第二子を妊娠しました。
どちらの糖負荷検査でも血糖値異常が認められ、ハイリスク妊婦として扱われるようになりました。
妊娠糖尿病は、妊娠が原因で血糖値がなかなか下がらない体質になり、血糖値の管理を正しく行わないと母子ともに悪影響を及ぼすとされています。
・お母さん
妊娠高血圧症候群、羊水量の異常、肩甲難産、網膜症・腎症およびそれらの悪化
・赤ちゃん
流産、形態異常、巨大児、心臓の肥大、低血糖、多血症、電解質異常、黄疸、胎児死亡など
出典:公益社団法人 日本産科婦人科学会
本記事では、2度妊娠糖尿病を経験しどちらも糖質制限によりインスリンを使用しない妊婦生活を過ごした内容をまとめています。
妊娠糖尿病は再発しやすい?
妊娠糖尿病を発症すると次回の妊娠でも発症する可能性が高いといいます。
実際のところ、第2子妊娠時も血糖値異常が見られました。
さらに第2子妊娠の方が数値が悪化しています…。
標準値 | 第1子妊娠時 | 第2子妊娠時 | |
空腹時 | 92 | 82 | 94 |
糖負荷1時間後 | 180 | 201 | 236 |
糖負荷2時間後 | 153 | 171 | 199 |
この標準値を2つ以上上回ると妊娠糖尿病と診断を受けます。
私の場合、第1子妊娠は標準値を2つ上回り、第2子妊娠に至っては全ての数値を上回ってしまっています。
こうなってくると、妊娠糖尿病のみならず糖尿病のリスクも高くなってきます。
ちなみに、母方の祖母が糖尿病を発症しており遺伝の可能性もあるのかなと思っています。
血糖値は自宅で専用キットを使い計測しています。
小さい針を指先に刺し、血液を計測することで血糖値を記録することができます。
小さい針とはいえ、血を出すため私はこのキット使うの苦手です・・・。
インスリンと食事療法による治療
第1子妊娠の際は家の近くの産婦人科にお世話になっていました。
そこでのブドウ糖負荷検査で血糖値異常が認められ、妊娠糖尿病患者として特別指導を受けることになりました。

食前と食後2時間の血糖値を毎日はかってください。糖質を抑えすぎるとケトン体が出るのでケトン体チェックのため毎朝尿検査もしてください。

20代で「あなたは糖尿病ですよ」って言われるの、ものすごいショックでした。
まさか自分がハイリスク妊婦になるなど思ってもみなかったし、無事子供を産むことができるのか不安で不安で涙が止まりませんでした。
通常の食事療法で血糖値がコントロールできない場合、分割食やインスリン注射で対応します。
私はこの時、

と思うようになりました。
そして、この時期1冊の本に出会います。
糖質制限による血糖値管理
筋トレが趣味な会社の同僚から「ケトン体は人類を救う~糖質制限でなぜ健康になるのか~」を紹介されました。
著書は産婦人科医の宗田哲男先生
宗田先生の産院では、妊娠糖尿病患者が糖質制限をすることによって、インスリンを使わず出産しているというのです。
妊婦が糖質制限をおこなっても大丈夫なのか、どのような生活をすれば正しい糖質制限ができるのか。
本書には、糖質制限の基礎からインスリンを使わずに出産したエピソードが数多く掲載されています。
私はその内容に衝撃を受け、著書の宗田先生に連絡をして自宅近くで糖質制限を推奨している産院を紹介しいてもらい、出産する病院を変更することにしました。
従来通っていた産婦人科は糖質制限を行うことは認めず、分割食とインスリン治療以外は受け入れられない。とのことでした。
妊婦の糖質制限は医師の間でも意見が分かれます。自己判断で始めるのではなく糖質制限を認めてくれる医師のもとで行う必要があります。
インスリンを使わない妊娠糖尿病生活
糖質制限はダイエット手法として定着してきました。
日本人の主食と言われる白米や、パン、麺、イモ類、果物、菓子類といった糖質の高い食品の摂取を控え、代わりに肉・卵・チーズ(MEC食)、魚、きのこ類等の低糖質の食品を主食として生活します。
糖質制限をテーマにした書籍も多数でており、
ライザップからは糖質量ハンドブックが出ており、糖質の高い食品から低い食品まで写真付きで紹介されています。
「いま、糖質制限がすごい!ケトン体生活のススメ」は、なぜ糖質制限が今注目されているのか、10分野のプロ(医師や栄養士)が解説しています。
上記書籍の著者の宗田先生も解説しており、妊娠糖尿病の糖質制限について解り易く解説しています。
また、糖質制限レシピも数多く掲載されており参考になります。
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インスリンなしの妊娠糖尿病生活を乗り越えて
妊娠糖尿病と診断され、とてもショックでしたが途中から糖質制限に切り替え、2017年に第一子を出産しました。
出産後、子供もすぐに血糖値検査をしましたが数値に異常はなく母子ともに健康な状態で出産を終えることができました。
妊婦が糖質制限を行っても大丈夫なのか、当初はとても不安でしたがそこは医師の指導の基安全に取り組むことができました。
1度妊娠糖尿病になると次の妊娠でも発症する可能性は高いです。
現在、第2子を妊娠していますが妊娠糖尿病は再発しています。
引き続き糖質制限生活を行っていますが、母子ともに健康にすごせています。
インスリンを使わない妊娠生活を希望する方は一度、医師と相談してみはいかがでしょうか?
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