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育児書は子育ての味方!
初めての育児は何から手をつけていいか分からずアレコレ考えながら子供と向き合います。
先輩方はどうやって子育てを乗り切ってきたのだろうと、育児書を手に取るようになりました。
ためになる育児ノウハウ本や、ほっこりエピソードの育児エッセイなど今まで知らなかった育児の世界を本を通して知ることができます。
本記事では、年間150冊本を読んでいる私がおすすめしたい厳選育児書をご紹介します。
気になる本があれば是非読んでみてください。
こどもをぐんぐん伸ばす「将棋思考」
藤井聡太棋士の活躍により将棋に通わせる家庭が増えたそうです。
藤井聡太棋士はモンテッソーリ教育を受けていたことから、モンテッソーリ関連の本を読むと藤井聡太棋士の幼少期の集中力の高さの話が出てきます。
将棋は、礼儀作法が身につくだけでなく、知育としても注目されています。
将棋は、個人プレーであり、審判が勝敗をジャッジするわけでもないので「自ら考える力」や「負けを認める謙虚さ」が身につくと言われています。
どんなスポーツにもゲームにもない独特の決まりがあります。それは「負けました」という言葉
審判が勝敗を決めるわけでもなく、勝者が勝ち名乗りをあげるわけでもなく、敗者が自ら負けを認めることで決着がつく。
最初は悔しくて言えなかった負けましたがしっかり言えるようになると子供は謙虚になります。
将棋を始めると身につく力
- 将棋を通し、多くの情報から選んで決める力が身につく
- 将棋は審判がいないセルフジャッジ、だからこそ自主性が育まれる
- 将棋は「個の力」より「組織力」1人競技なのにチームワークが学べる
将棋を始めるタイミングは?
将棋を始めるベストタイミングは、小学1年生の夏休み。
早ければ早いほどいい、というわけではないようです。
ある程度ひとの話を聞けて、自分の考えを表現できる子でなけれはルールを理解することは難しく対局ができないとのこと。
早く始めたがる家庭もあるそうですが、無理やりはじめては子ども本人が楽しめず苦痛に感じるでしょう。
本人の意思を尊重する必要があります。
女の子向け!ハート将棋
最近の将棋ブームにより女の子向けの将棋盤も販売しているようです。
ハート型の将棋すごいかわいいですね…。
駒の動く方向が印字されているので初心者でも簡単に使うことができそうです。
プレゼントに贈るのもアリ⁉
将棋の知識がなくても読めるため、将棋を通して子どもが身につく経験や知恵について興味のある方にオススメな本です。
ママにはなれないパパ

著者は鈴木おさむさん。「ブスの瞳に恋してる」でベストセラーを出した放送作家です。奥さんは森三中の大島美幸さんで、2015年6月に誕生した長男「笑福」君の0歳~3歳までの成長を綴ったパパ目線の子育てエッセイ本です。
鈴木おさむさんは、長男が誕生してから約1年放送作家業をほぼ休み、育児に専念されたそうです。育児に向き合って母親の凄さにたくさん気づけたと綴っています。
母親なら、誰でも知っている常識でも父親は知らないことが多すぎる。
鈴木おさむさんは、その父親が知らない母親の苦悩を育休を通して気づいたことを本書にまとめています。
母乳育児・ミルク育児の苦労
初めての出産となると、母乳って誰でもすぐ出て赤ちゃんに飲んでもらえるって思いがちですよね。
実際は、産んだ後も母乳の出が悪く精神的に参ってしまうお母さんも多く母乳育児を断念する方もいらっしゃいます。
大島さんも最初は母乳の出が悪く、助産士さんのアシストがないとうまく授乳ができなかったそうです。
大島さんは母乳が出ない自分に対し、
「自分がなさけない」
「笑福に申し訳ない」
と息子が母乳を求めて泣いているのに、母乳を出すことが出来ない。息子にうまく吸わせることが出来ずに、泣いている息子を見たら申し訳ない気持ちでいっぱいなり、涙が溢れてきたというのだ。
この体験をしたことのあるママは結構多いと思います。(私もそうでした。)
しかし、その苦悩を気づいたり受け止めてくれる旦那さんは少ないのではないでしょうか。
ましてや、乳首が切れて痛いとか、ミルク育児は準備する道具の多さとか、実際に自分で見て体験をしないと気づかないことが多いですよね。
その後、大島さんは桶谷母乳外来に何度も通いほぼ完全母乳で息子さんを育てたそうです。
大島さんは産後半年で、仕事復帰し海外ロケやレギュラー番組の復帰をしました。
共働き夫婦の育児分担は必須で、連携不足による喧嘩も耐えず、笑福君の前で大喧嘩することもあったそうです。
そうなると、笑福君は大島さんの味方につき、鈴木さんを無視するようになったとか…。
たった、2歳の子どもでも母の悲しみを労わり、父に大して怒りを出している。というその状況に驚いたと綴っています。

本書は、妊娠中・育児中のパパさんにこそ読んでいただきたい本です。
今の科学で「絶対にいい!」と断言できる最高の子育てベスト55

著者のトレーシー・カチロー氏は子どもの脳の発達に関する本「ブレイン・ルールズ・フォー・ベビー」を編集した経験のあるジャーナリスト・編集者です。
その本の編集と執筆の経験を基に、科学的なデータに基づく実践的な子育てアドバイスをまとめた役立つ本が本書になります。
新生児から幼児になるまでに親が心得るべきポイントを7章立て55項目についてアドバイスがかかれています。
- 愛情‐安心感が子どもの「脳」をぐんぐん伸ばす
- 語りかけ‐言葉のシャワーが「IQ」を上げる
- 生活習慣‐「記憶力」と「集中力」が上がる食べ方、寝方
- しつけ‐叱るより、ルールで「スキル」を身に付ける
- 動く‐動くことで「頭」がよくなり「健康」になる
- スローダウン‐時間を止めて、人生をフルに味わう
どれも参考になるアドバイスばかりでしたが、特に注目したかったのが、「プロセス」を褒めると「挑戦する力」を育めるということ。
子どもを褒めることはたくさんするけれど、「才能や人格を褒める」ことついついやりがちではありませんか?
才能や人格を褒める(絵の才能があるんだね!良い子だね!さすが○○ちゃんだね!)という褒め言葉を受けて育つ子は、硬直マインドセットが植えつけられ、失敗を恐れるようになり挑戦することを避けるようになります。
また、プロセスを褒める(上手に絵を描いたね!お口を閉じてくれてありがとう、よくがんばりました!)という褒め言葉を受けて育つ子は成長マインドセットが植えつけられ、難しい選択肢に挑戦したがる挑戦意欲と学習意欲が高い傾向の子に育つとされています。
乳幼児から幼児のうちにやっておくべき親の心構えが55つ詰まった本。
特に気をつけたいなと思ったのが、
硬直マインドセット⇨才能を褒める✖️
成長マインドセット⇨プロセスを褒める○
プロセスを褒めるって意識しないと忘れがちだよね〜😭#oidolody書庫 pic.twitter.com/DlYrIvFygW— オィドロディ®プーカ1y☆34w♂ (@oidolodymama) 2019年3月8日
自分の体験談ですが、私は硬直マインドセットに分類される褒め言葉をたくさん受けて育ちました。
そのため、良い結果の出る物事しか挑戦したくないという典型的な硬直マインドセットの子どもになってしまいました。なので、この本に書かれていることはとても共感しましたし、自分の子どもには才能を褒めるのではなく、プロセスを褒めるということを意識的にしていきたいと思っています。
これらの思考は4歳までに固まってしまうという研究結果があるようなので、小さいうちからプロセスを褒めるということを心がける必要があります。
また、本書ではレゴデュプロは脳を育てるオモチャとして紹介されています。
女の子の学力の伸ばし方

難関中学の合格者を数多く輩出している進学塾VAMOS代表、富永雄輔氏の本です。
子供達の勉強指導をしていく中で、男女脳の違いに着目し男女それぞれの性差に着目した教育をしているそうです。
本書は、中学受験を受ける小学生のお子さんがいる家庭向けの内容ですが、女の子特有の物の考え方や親の接し方についてもまとめられているため、小さいお子さんを育てている方にも一読いただきたい本です。
自分自身が女なので、女の気持ちは分かっているつもりですが、改めて女の子の育て方に重きを置いた本を読むと、なるほどな。と思う点が多々ありました。
本書では、女の子の特徴、それに伴う親の心構え・中学受験を向かえるお子さん向けてまとめられています。
女の子の特徴
- とにかく「共感」して欲しい
- 言われたことを素直に受け止める
- 約束ごとをしっかり守る
- 母をモデルにする
- 失敗がとにかく怖い
- 友達との人間関係の中で成長する
- 「嫌い」と「苦手」に逃げやすい
とされています。
自分自身が女なので、「分かる~」と共感する点が多かったです。
本書には「合格す子の親が実践する子育ての黄金ルール」の章があります。
これは、中学受験をしないご家庭でも参考になるのでまとめます。
女の子のために親がすぐ出来ること
- 親が「本を読んでいる姿」を子どもに見せる
- 子ども「なぜ?」をキャッチして一緒に考える
- 女の子は「褒める8割」「叱る2割」のバランス
- 根拠を示して客観的に一言で叱る
- 安心してなんでも話せる環境を作る
- 必要以上に他の子と競わせない
男の子の学力の伸ばし方

上で紹介した本の男の子バージョンです。
同様に、中学受験を受ける小学生のお子さんがいる家庭向けの内容ですが、男の子との接し方、親の考え方がまとめられているため小さいお子さんのいるご家庭にも読んでいただきたい本です。
女の子と違い、男の子の育て方はとても未知の世界なのでとても参考になりました。
男の子の特徴
- 否定や指示・命令に弱い
- 自分で失敗しないと分からない
- 自分の力でナントカしたい
- ご褒美・インセンティブで頑張れる
- とにかく競争好きでライバル意識が強い
- はまりやすいが飽きっぽい
- ちょっとした成功体験で一気に変わる
とされています。
母親である私から見ると「え?そうなの?」と思ってしまう考え方や特徴がまとまっていたので男の子育児をする際の参考になります。
男の子のために親がすぐ出来ること
- 「分からない」を素直に言える環境をつくる
- 親が子どもと競い合って本を読む
- お母さんが叱り、お父さんが褒めると効果的
- 粘り強く、繰り返し叱る
- 男の子は2割褒めて8割叱る
- 落ち込んだときは天狗になるまで持ち上げる
男の子の育て方と女の子の育て方、共通する点もあれば真逆の対応をすると効果的な場合もあるようです。
本書は受験前のお子さんがいる家庭が読むと最も効果的かもしれませんが、幼児のいるご家庭にも考え方を理解することで子育ての考え方が楽になるかもしれません。
今月のおすすめ育児書まとめ
幼児教育に関する本を4冊後紹介しました。
たくさんの育児書を読んでいると改めて親が読書する姿を子どもに見せることが大切。と書かれている本が多い印象です。
今後もオススメの育児書をまとめていきます。
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